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2015年木戸邑弥さん出演作品感想まとめ

2015年に木戸邑弥さんが出演した舞台作品(麦ふみクーツェ、cube prince live 2015 summer、ダブリンの鐘つきカビ人間)の感想をまとめて書きました。 

 

つながる音楽劇「麦ふみクーツェ」4/11昼@世田谷パブリックシアター
(演出:ウォーリー木下 音楽監督:トクマルシューゴ 原作:いしいしんじ 主催:MBS 企画制作:シアターBRAVA!
最前列ドセンターという贅沢な席で観ることができたのですが、ここはもう完全に舞台側の世界でした。照明が明るめだったのか、舞台に当たる光がこちらまで当たって客電が付いたかどうかもわからないくらい。舞台と同じ光を浴びて自分も舞台の上の住人と同じように気持ちが動いて、住人が悲しむシーンで私も何も考えずに一緒に泣いたり喜んだりできる。この作品そのものは可愛らしい非現実世界だけど、喜びや悲しみの描かれ方が丁寧で優してすごく解る。つながる音楽劇と冠したこの作品、本当に”見ている”というより舞台上の住人のひとりになったみたいで、泣いたり笑ったりしたけど楽しかったなあ。
グレースケールで細かく組まれた舞台セットに、素朴で耳に残る音楽、楽しい楽器、個性的で愛おしいキャラクターたち、どこを取っても好きな感じ。どの要素も凝っていてセンスがいい。可愛い。
木戸邑弥さん演じる生まれ変わり男は街の住人たちとは違った立ち位置にいるキャラクター。意味ありげに登場しては住人達を見守る謎多めの青年です。フードから金色の前髪とキラキラした目がのぞいて、足首まであるマントに大きなギターを抱えたビジュアルがアニメみたいでかっこいい。 主演の渡部豪太さんもとても素敵でした。彼が演じたのは”ねこ”という猫の声を出す楽器として育てられた少年。猫の鳴き声って単に技術的に誤魔化しきかなくて難しいと思うけど説得力のある綺麗な鳴き声でした。なんとなく朴訥とした雰囲気だけど、センターでぱあっと笑って指揮をする姿がとにかく眩しかった。また別の役も見てみたいなあ。

cube prince live 2015 summer 7/11昼@シブゲキ
(演出振付構成:林希 制作:キューブ)
去年のプリンスライブへは行けなかったのでこれが初のプリンスライブです。キューブイケメン関連は随分久しぶりでしたが、そうだこれがキューブクオリティだった!と。イケメンたちが歌って踊って~みたいなキャプションだけど、なんかすごい笑かしにきてる。設定雑だし悪ふざけも多くて、ちょっとでも間違ったら安っぽく見えるのかもしれないけど、なんだかんだみんなダンスも歌も上手いし、なにより全力で楽しそうなので満足です。
白洲くんの全力オタ芸に謎のインド曲にホットリミットに上山さんの十八番ひとりライオンキング、それから松下洸平さんセンターのダンス曲ととにかく方向性もいろいろに盛りだくさん。それからラストのaikoの花火、whiteberryの夏祭り!ここにきてガッツリ甘いのを選曲してくるあたりさすがすぎる。夏祭りはともかく花火って、なかなかイケメンが歌う曲じゃない気がするから嬉しかったー。さすがの馴染みっぷりの新メンバー上山さんをはじめ、井阪郁巳くんに花塚廉太郎くんといつの間にかイケメンの層も厚くなってましたね。
そしてキューブイケメンイベントでは恒例の出演者全員によるハイタッチお見送りは相変わらずの神対応。列が進むスピードもちょうどよくて、話しこむほどでもなく流れ作業でもない、ひとこと挨拶が言い合えるくらいでこちらも気負わなくて済む。わーっと盛り上げて丁寧に見送る安定のキューブクオリティでした。


ダブリンの鐘つきカビ人間 10/4昼@パルコ劇場
(作:後藤ひろひと 演出:G2 企画制作:パルコ キューブ)
出演者はわたしでもテレビで聞いたことあるような人がたくさん。平日昼に行ったせいか客層もマダムだったりおじさんだったりといつもとちょっと違った感じ。こういう雰囲気の何が苦手って内容に期待しすぎちゃうこと。小西遼生さんははまり役だし吉野圭吾さんはわけのわからない怖さがあるし篠井英介さんはアドリブでバカスカ笑わせてくるし白洲くんはラブミーテンダーだし、それぞれ面白かったけど、壮大さのわりに簡単すぎたというか軽すぎたというか。ここからもっとすごい展開がくるぞって期待しながら観てたらそのまま終わっちゃったというか。もっとシリアスかと思ってたらコメディが強すぎたというか。世間に評価されてる感じの演劇は変に期待しすぎて良くないですね、わたしが。(カビ人間だったり病気の住人達だったりダークファンタジーな雰囲気だったりって要素が有毒少年に似ている気がしてしまって、そしたら有毒少年のほうが面白かった気がする…ダブリンのが先なんですけど!)
しかしいつものイケメンたちでないメンバーのなかにいると木戸さんの少年感が際立つ。首筋や足首のおっそろしい細さだったり頭の小ささだったり。天使の羽に目の下のキラキラしたメイクが可愛い。ビジュアルだけは常に100点満点です。