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0304「従軍中のウィトゲンシュタイン…略」/0516ダルカラードポップ「演劇」:感想

テアトル・ド・アナール第四弾「従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行"およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない"という言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語」3/4@SPACE雑遊
(作演出:谷賢一)

完璧な舌で論理の銃弾を浴びせられるのが気持ち良い、一句一句の意味の重たさが心地よい。ちょっとでもぼーっとしてたら意味を取り逃してしまう、こんなに集中するのも頭に気持ちいいし、集中を切らさせない俳優陣の演技も良かった。だからといって言葉ばかり優位じゃない。自由席の舞台は本当に久しぶりでしたが、うっかり最前列なんかに座らなくてよかったって思うくらいの暴力性。二面が客席にされていて、客席も部屋のなかみたいだった。いわゆる第四の壁とやらがなくって。狭い部屋に声も物音も響きすぎるくらい。大声で怒鳴ったり物を蹴ったり殴ったりするのが本当に怖い。そこに広がる哲学の深淵さ。本当にどこかにある兵営のなかに自分がいるみたいなリアルな空間なのに、一人の哲学者の頭の中の言葉の遥か宇宙と空想まで届く広がりがある。すさまじい密度。
文学の主人公でよくいる、めちゃくちゃ頭が良くて・人と上手く付き合えず・悲観的で気弱で・という人物にめちゃくちゃ共感してしまうんですけど実際の私は頭悪くて何もないから本当に救いようがないなと思う、けどこの作品はそういう観客に救いのある話だったと思います。主人公は他の登場人物に貶められ殴られだってするけど、彼は彼らと同じ世界にいないように感じる。ウィトゲンシュタインが浴びせられる暴言や暴力に怖いと思ったり傷ついたりするのは観客のほうで、彼自身は毅然としている。毅然として彼らを言い負かすし受け入れる。最後は親愛なるヴィンセントに出会うこともできる。
公演台本を購入して、やっぱ生で観るのが一番には変わりないんですけどそれでも何度も読み返しています。論理の広げるシーンはじっくり読むのもまた楽しいし、腹の立つシーンでは読んでるだけでも鼓動が速くなる。ダッシュ・三点リーダー・スラッシュ・ポオズ・サイレントの表記は読んでみてなるほどと思った。どこまでも完璧。観に行って本当に良かったです。


DULL-COLORD POP「演劇」5/16@王子小劇場
(作演出:谷賢一)

思ってもみないところに着地した作品だった。(以下ネタバレですがあまり当てになりません)

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翼をください」を歌う子どもたちの合唱、それを聞く男性教師ふたり。また別の場所で、無邪気にグリコで遊ぶ悪ガキ二人。ボロボロのランドセルを背負うボクと、電話の受話器だけを持つ鈴木。二人はシェイクスピアみたいな劇的な言葉でエヴァみたいなことを言い合っている。大人は嘘つきだ、悪者、矛盾してる、あんな大人にだけはならない。ボクがいなくなっても世界は回る、ボクはボクだけのなにかすごいことをするんだ!過剰に子どもぶった品のない話し方と、ありふれた台詞と、文学的な言葉遣いのアンバランス。ボクはあんなくだらない卒業式には出ないと宣言する。
ボクは友達と別れ家に帰る。父と母と祖父。父と母はボクのことでボクを蚊帳の外で痴話喧嘩を始め、言い合った挙句に欲情して別室に捌ける。ボクとともに取り残された祖父はお経のように朗々と弱弱しくボクに語る。ミラーボールが光り盆が回り、ボクもそれに気づいて怪訝な顔をしている。”おじいちゃんはボクの物語のなかでは通りすがるだけの脇役だろう。でもおじいちゃんはおばあちゃんの物語のなかでは主役なんだ。そしてボクはおじいちゃんの物語のなかでは三番目の主人公だ”
ボクはフルートとバスケットボールを持つ車いすの少女と出会う。少女はイジメに遭い、石灰を飲まされ臓器を壊し、三階から突き落とされて歩けなくなったという。だけど少女はパワフルでめちゃくちゃで超ポジティで何も悲観していない。ジャージ先生に卒業式に出るなと言われたので、自分だけの卒業式をしようとしている。少女は夢を見ることができるので。
教師が四人。中年の学年主任と、上下ジャージの若い男教師、女教師に、地味な雰囲気の保険医。学校で起きたイジメによる飛び降り自殺未遂について対応を話し合っている。自殺した児童の父親はこの事件を警察沙汰にしようとしている、それを阻止すべく会議している。イジメはなかったと結論づける学年主任に、もう一度調べなおせと募る保険医。イジメはなかった、女教師はクラス児童全員と面談をしたが誰もいじめはなかったと言う。火のついたマスコミやネットに殺人者扱いされた児童は精神的にも弱っている。いじめに関して警察沙汰だけは避けようと、父親を激昂させ逆に暴力沙汰を起こさせようとシナリオを描く学年主任に、保険医は断固として反対する。話し合いは決裂したまま自殺した児童の父親が現れる。父親はそこで土下座していままでの学校への無礼を詫び、娘を卒業式に出させてやってくれと懇願する。
ボクは鈴木とともに、鈴木の知り合いだという木の下にいる働いていないすごいおじさんに会いに行く。そこでボクは車いすの少女への恋心を言い当てられ、その恋心のために戦うと誓う。
夜、体育教師と女教師。彼らは深夜まで対応に追われている。体育教師は女教師に弱音をこぼす。僕はこんな大人にはなりたくなかった。昔は分かりやすい敵がいてそれと戦えばよかった。いまオレは何と戦っている?オレたち教師は教育委員会に逆らえず、教育委員会文科省の掌の上、、その文科省は大勢の名のない保護者の監視にされされ…俺らはなにに操られている、こんな大人になるはずじゃなかった…。女教師はそれを聞き入れない。体育教師はコーヒーを煎れにいき、ひとり残された女教師のもとに、いじめ首謀者ではないかとされる児童の父親、保護者会の男が現れる。
ふたたび、学校。学年主任、体育教師、女教師、保険医、スクールカウンセラー。彼らは児童の父親を待ちながら、役割を確認する。最後まで合意することはなかったが、保護者会の男と父親が現れ、話し合いは始まってしまう。学年主任の台本は間違ったことを言わないもの。正しい話し合いはやがて沈黙する。埒が開かないと父親は机を叩き一喝する。それに対し保護者会の男は、これを卒業式本番でやられたらたまらないと言い返す。再び下手に出る父親に保護者会の男は今まで父親がしてきた暴走を挙げ論破していく。それに対し父親も娘の苦しみと自らの後悔を涙ながら語る。そのうちに、父親自身も娘に暴力を振るったことがあることが露見し、今まで父親の気持ちに添っていた保険医は父親を非難する。神妙な顔をして聞き入る教師陣と、ここぞとばかりに畳み掛ける保護者会の男。(このあたりで泣いて泣いて仕方なかった。私は基本父親の目線で物語を見ていたので)

ついに父親はキレて暴走する。サイレント・スローモーション。そこに突然ボクが登場する。体育教師はボクに向かって俺はお前だという。ボクはそれを信じない。けど大人になったらみんなこんなものさ、世界はこんなものさ。……ボクは叫ぶ。
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終盤までずっとこれは何なんだろう、どう結ぶんだろう、どういう答えを導くのだろうと思いながら観ていた。演劇というタイトルだから、この作品でなにか脅かされるとしたら演劇の舞台上の世界の話だろうと思っていたけど違った。これは現実の話だった……。涙が出るくらいつらい現実の話をこれだけの重たさ・現実感で描いて、それだけでもう天才なのにそこに演劇を組み込むってもう本当に天才だ。
つらい話だから、戯曲も買っても読まないだろうと思って買わなかったけど(あと泣きすぎて気まずかった)、感想を書きながらやっぱり買っておけばよかったなと少し後悔。すごかったけど本当にあれはなんだったんだって終演してからずっと思ってる。記憶のままにあらすじを綴ってみたけど、たぶん本当はこんな話じゃなかったし…。

 

ミュージカル刀剣乱舞~阿津賀志山異聞~初日最前列:感想/キャラキャスト雑感

ミュージカル刀剣乱舞~阿津賀志山異聞~5/27@アイアシアター

トライアル公演を経ての本公演、CDがめっちゃ売れて音楽番組に出たり制作発表が雅叙園で朝のニュースに出たり、そもそも推し俳優の役は国宝だし、とにかく大きな夢とともにあるミュージカル刀剣乱舞の本公演、初日、最前列で観てきました。

トライアル公演とストーリーそのものも流れもほぼ同じ、台詞だってほとんど変わってない。なのに、こんなに面白かったっけ?!?!ってびっくりするくらい面白かった。演技は確実に良くなった、少し色を変えるだけでこんなにキャラの見え方が変わるんだ!って。新曲も、バラードを気持ちよく歌えるキャスト陣だからそれぞれの声がじっくり聴けて良い。それにしたって単に最前マジックなのかもしれないけど、こんな短い三時間初めてかもってくらい楽しかった!
最前列だと薙刀なんか本当にこっちにぶつかってきそうに感じる。石切丸本体の長さも体感する。何よりあの頭身の人間をあの距離で見ると本当に異様さが分かる。三日月宗近なんて最前から見てもあまりにも顔が小さくて近くから見てるはずなのに遠く感じるくらい現実感がない。なのに動けば足音が響いてくる、現実にいる…。この距離感を失う感じ、美そのものの性質だって思った。今剣もああして見上げると本当に子どもの体格に見える。刀ミュキャストは6人みんな一般人からかけ離れた頭の小さいスタイルの良い成人男性たちなのにそれぞれ違いがあって、人間の身体に発現される美はひとつではない。それぞれのキャストの目くばせひとつ動きひとつで美しい絵がまたひとつ生まれるみたいな、誰を見ていてもめくるめく美につぐ美。

三日月宗近/黒羽麻璃央:①本丸でのマイペースな顔、②戦闘時の神の顔、③人間の顔、の3つ。①首をコテンとかしげてにっこり笑うのが可愛い。 ②戦闘時の神の顔は、真っすぐに戦いに向かう怜悧と敵を斬りつけながらにやりと笑う高踏。他の刀剣男士が敵をバンバン殺してるのをけらけら笑いながら見てたのが刀的にはいいんだろうけど人間的にはとんでもないなと。
他のキャラが真面目に話してるときの三日月さんがぜんぜん話聞いてないように見える神の表情をしていて、あー神だなあと思っていたら、M9(「おぼえている」)の途中から人間の表情になるんですよ。(③)黒羽さん自身は心の揺らぎがそのまま表れるような情感的・直情的な演技がすごく上手いと思うんですが、そういう部分がしっかり三日月宗近の上に乗っていて。三日月宗近である以上表情や所作が三日月宗近のものでないといけないことが演技のうえで大きな制限になるのではと思うのですが、そういう制限を感じさせないただ三日月宗近としてそこにあって三日月宗近がそう行動したという感じ。それが人間の顔として表れた、人間の顔もそれはそれは綺麗で。眉を下げた表情が本当に美しい。美しい人間の表情をしているのに瞳は異形の色をしているのがまたぞっとする。
それから新たに追加された小狐丸・石切丸の曲中で出てくる三日月さんが神事のような舞をしていて。神がする神楽ってもう芸能の始原が揺らぐ!前の戦いで三日月宗近神だな~と思った直後に(戦いは血・穢れ)、芸能なんて人間の営みの極みみたいなこと(芸能は祈りとハレ)をするから最高だった。

・小狐丸/北園涼:メイクが変わったのか、トライアルに比べて格段に顔が綺麗になったな~と。人間として極上に美しい顔と肉体を持っていながら妙に人間体に慣れていなさそうに見えるのはわたしだけでしょうか。それでいて戦闘となると生き生きと美しく躍動する。ずっとニコニコしているキャラではないだけに無表情から笑顔への動き方が可愛い。みんなが悩んだり苦しんだりしてるなかで精神面が安定して見える、内番も戦闘も粛々としている。けどM5「うたかたの子守唄」の小狐丸パートの歌詞は暗い重たいイメージで(まだちゃんと聞けてないんですけど)、そういう暗さを抱えた上でやさしさを見せているのかなと。それに気づいている刀剣男士はいるのかな。
そのM5の歌声は極上でした。低音がすごくかっこよく綺麗に出ていて、これくらいの低さの音域が本領発揮なのかな。
あとこれは三日月さんにも言えるんですが、M10「キミの詩」、ミュージカルのあの流れで聞くと元主を想って歌っているようにしか聞こえなくて、小狐丸は作中で元主の想いだったり影響だったりを出すことのなかったのにそういう想いを歌うのが、優しくも感じたし業が深いとも感じた。

・石切丸/崎山つばさ:トライアルと比べて一番印象が変わったのが石切丸。トライアルではほぼずっと神の顔をしていたけど、今回の加州とのシーン(M8「矛盾という名の蕾」)は人間というかむしろ子どもの顔に見えた。あの完璧な形の大きな瞳が揺らいで雄弁に語ってくる。石切丸のそういう変化もあって、あのシーンは数倍優しく感じた。トライアルだと加州ばかりが悩んでいて石切丸はもうそういう悩みをとっくに通過してしまっているように見えたから。見た目や目に見える性格は加州が子どもで石切丸が大人(しかも半分御神屋にいるような)、それが同じように苦しんでいるのがいいな、と思ったし、そのまえの本丸で言い合いになるところも対等な喧嘩に見えて良かった。神でいる、ということは人間のそばにいるということ。神は人間が作ったものだから、人間が祈るから神はいる。
機動ネタのシーンは相変わらず可愛い。厳しい面、苦しんでる面がこの作品では多く出ているからこそ、そういう可愛らしさが際立つ。祈るものであり祈られるものでもあった石切丸が今そういう穏やかさで生きていることが救い。

・岩融/佐伯大地:見ていて気持ちのいいキャラクター。豪快で素直、品があり聡くもあり、人間として欠点のない性格。そんな彼が元主を殺してでも刀剣男士としての使命を全うすることを迷わない、底知れなさ。彼がはっきりと刀剣男士の使命を叫んでくれるからこの作品に芯が通る。けど脆いところだって見せる彼がそこだけは迷わないのは。ラスト近いシーンで今剣を抑えるとき、薙刀を使って拘束していたのが、途中で両腕で抱きしめて抱きとめて抑えていたのが優しくて。
真顔だと男らしく凛としたお顔なのが笑うと人懐っこく元気で可愛い。
そして三次元化されるとよりキャラデザインが最高だなって。大柄で服もだぼっとしてて、そこから鍛えられた二の腕と細い足首が出てるのが良い。

・今剣/大平峻也:心がそのまま表に出る、はっきりと人間らしく子どもらしく。だからこそたまに表れる神の顔が異形なほど可憐で美しい。ソロ曲は特に歌声が気持ちよさそうでtommorowみたいだった。ぱあっと眩しく笑うからこそ悲しみがより悲しい。弁慶や義経との優しい時間のやりとりが増えた分背負わなければならない悲しみも増えて、だからこそかラストシーンの演技には凄みがあった。ただかわいそうなだけじゃなくなったのが良かった。

・加州清光/佐藤流司:彼は審神者との会話シーンが冒頭とラストに二度あるんですが、ここの演技を変えてきてて。冒頭では可愛く子どもっぽく、見るものすべてを笑顔にさせる可愛らしさなんですが。(審神者の話を聞き返すときに高速でぱちぱちぱちっと瞬きしていて赤い飴玉みたいな目玉が落っこちるかと思った。)変えてきたのがラストのほうで、冒頭ほどはしゃがない、きりっとかっこよく大人っぽく。「ちゃーんと見ててよね」の台詞もかっこいい感じにしてて物語で成長したってはっきりわかる。子どもらしさが際立った石切丸との対比もあって本当に良かった。でも審神者の説明をよく分かってなさそうに首かしげて聞いていたり、「顔つきが変わりましたね」のとき頬に手を当ててとろけるような笑みを見せたりと子どもで可愛い部分も根幹にあって。
もうひとつ、今剣が一人で義経公に会いに行ったあとの岩融との場面。勝手に出陣しようとする岩融に対して刀も半分抜いてガッツリ臨戦体勢、それを岩融が落ち着くやいなや「…いや?」の一言で切り替えて刀剣男士相談→俺たちは仲間なんだし~なんて言うの、こいつついさっきまで刀抜こうとしてたのに!って人間としては恐いというか、そういう容赦なさ、非情さ。「いや?」の言い方がやけに明るいのがまた。ただマイペース三条に振り回されてるだけじゃなくてそういう刀としての強かさがはっきり見えたのが良かった。

義経・頼朝・弁慶・泰衡:義経弁慶泰衡の三者は、人格が歴史修正主義者側に乗っ取られているときといないときの差がはっきり分かる演技に変わってました。泰衡は登場からほぼずっと乗っ取られている。逆に弁慶はほぼずっと理性を保とうとしているし、理性のあるままおかしくなる我が君を見ている。義経は人間でいる時間が長くはあるけれど揺らいでいる。トライアル初見では義経側に起こったことがいまいち把握しきれなかったので分かりやすくなったかなと。
義経・弁慶は子どもっぽい描写も足されて、より人間味が増した。兄弟の和解のシーンは目の前で成人男性ふたりがああいうやり取りをしているの本当にぞくぞくした。そして義経が乗っ取られてしまうのが本当に悲しい。赤い刀で腹を切るシーンは本当にぞっとする。
もしもここで義経歴史修正主義者に勝っていたら、それでも刀剣男士は義経を殺したんだろう。この物語はハッピーエンドっぽく終わってるけど、刀剣男士の戦いはこれからずっと続いていくだろうし、似たような出来事はまた起こるだろうし、刀剣男士の業……。

・2部ライブパート雑感
オープニング:ダンサーさん登場。黒い軍服っぽい衣裳に目隠しっぽい四角いサングラス。人文字で「刀」って作ってて客席すごいざわついたけど好き。席が近いとダンサーさんそれぞれの表情まで見えて新鮮。
M1「mistake」:神々しい刀剣男士がこういう俗っぽい曲を歌うの興奮する。
MC:ライブも二度目ということでそれを踏まえた内容。特に三日月さんは黒羽さん本人っぽい自由さ。日替わりで今回は加州が「時空が歪むくらいかっこいい台詞」を言わされる。時空が歪むぐらい、って言葉選びのギリギリ感。
M2「描いていた未来へ」:若いジャニーズっぽい元気いっぱい可愛らしい曲。振付がアイドルアイドルしてて可愛い。サビの手を首に当ててきゅっと振り向く動きがツボ。今剣、加州の可愛い組は本領発揮、かっこいい組がああいう振付を踊るのもまたたまらない。三日月さんからムーンプリズムパワー的なパワーを感じる。確かこの曲で三日月、小狐丸、加州でそれぞれの肩に手を置くところがあって最強感があって良かった。
M3「えおえおあ」:客も振付で参加する曲。今剣さんが一生懸命振りを教えてくださいました。覚えの悪い観客で申し訳ない。そもそもペンラとうちわで手ふさがってる観客が多くてまず右手で~と言われたときのざわつきがすごかったしそれでもちゃんと振付教えてくれる今剣さんは優しかった。レクチャータイムが長かったのもあるけどテニミュのシャカブンよりは易しい振りだったと思う。とにかく明るい可愛い曲。
M4「Endless Night」:ただただ神々しい三日月宗近さんのソロバラード曲。クレッシェンドをかけていく歌声が圧巻。客席のペンライトは青一色に染まって、夜空色の光に照らされる御姿の美しさ。神など空よりめでつべきかたちというか神であり空でありというかもう。曲途中から階段上からスモークがたかれて幻想的な空間でした。
M5「解けない魔法」:トライアルから引き続いての加州ソロ曲。
M6「大袈裟」:客降り曲。席近くに石切丸さんがいらっしゃり、見つけたんだ~と歌詞のところで照準を合わされたっぷり御見つめをいただきました。本当に完璧なアーモンド型のめちゃくちゃ大きい異形の色に光る瞳めっちゃ美しかった。生きる圧倒的美に見つめられると自分はゴリラなんじゃないかって思う。こう、こっちも目を見開くんですけど自分が見開いた目の限界の倍くらいサイズあるよ石切丸さんの目が。息が止まりました。客降り前、ひたすら三条にちゃらいノリで絡まれる加州が可愛いしちゃらいノリの三条も可愛かった。
M7「漢道」:みんな大好き漢道。和太鼓も脱ぎ衣装も楽曲も最高に楽しい。インナー衣装も例の赤い紐の結び方も振付も作り手の強いフェチズムを感じる。岩融なんてパーカーのジッパーの開けている深さより上に紐を結ぶの最高すぎる。汗の光る背中がきれい。
エンディング:カーテンコール2回、トライアルより曲数が減ったのでアンコール曲があるのかと思ったけどなかった。あのセットにキャストのみなさん並ぶと雛人形みたいで可愛い。礼の仕方がそれぞれ相変わらず美しく


最後に、ミュージカル刀剣乱舞のいいところは作品シリーズのファンでいさせてくれるところ。公演がない期間も会員限定サイトで刀ミュに会わせてくれるし、何より2.5は明日のチケットもままならない作品が多いから、そういう会員だったりCDを買ったりすることで作品シリーズファンがチケットを確実に取れるようになること。チケットが取れなかったらなにも始まらないから。まだチケットはあるのでこれからの観劇も楽しみです。

0202ポンコツバロン「回転する夜」/0206「私のホストちゃん」THE FINAL:感想

ポンコツバロンプロジェクト第二弾「回転する夜」2/2夜@紀伊国屋サザンシアター
(作:蓬莱竜太 演出:和田憲明 制作:ネルケプランニング

ちょっとびっくりするくらい面白かったです。丁寧にリアルにしんどくて泣くほどだったのに、完璧に優しい終わり方をする。すごかった。物語としては赤澤さん演じるノボルが自分の弱さだったり駄目さだったりってものに夢現の世界で向き合っていくみたいなそんな話だったと思うんですが、その内面の描写の丁寧さだけじゃなくて展開そのものもとにかくスリリングで引き込まれた。
そしてその脚本と対峙するポンコツたちの演技も素晴らしかったです。赤澤さんの劣等感弱さ自意識ではち切れそうなどうしようもなさ、ノボル自身が自分のそういう弱さや駄目さに向きあっていく物語だったと思うから、そういう意味で彼に託された部分はすごく大きかったんじゃないかと。第一弾のときとは比べ物にならないくらい演技が良くなってる。
味方さんの役は、勉強はできないけど本質的に聡くて、いつもみんなの中心にいるような役。味方さん自身とかなり近い役だったんじゃないんでしょうか。味方さん自身も、自分で自分は頭良くないって言うこともあるけど聡い人だなって思う。それから若手俳優同士でしゃべる場になると、ふざけた空気を作るのも真面目な空気にするのも味方さんがきっかけになることが多いと思います。ノボルに対し乱暴な態度を取る人が多いなかで彼だけが優しくて正しくて、ノボルと二人きりになったシーンで思わず泣いた。
西島さん。役のせいか少し見た目の雰囲気が変わりましたね。美形は美形ですけど、妖精みたいなな感じから陰のある雰囲気になったというか。彼はとにかく激情にとらわれた瞬間の演技が迫力あって怖いですよね。ノボルを詰りながら手を上げるシーン、SEじゃない本当に殴る音がしてぞくっとした。
イケメンに他とは違う本格芝居やらせてますみたいな作り手の自意識みたいなのが好きではないので、この作品も始まる前はちょっと心配だったんですが(エンタメじゃないってだけの自己満足になってないか)、ただ単純に面白い作品で良かったです。エンタメかそうじゃないか、漫画原作か文学原作かオリジナルか、とかそういうの関係なくただ面白い作品を観たいし、応援してる顔の美しい俳優が出ていてくれたら観たいと思うきっかけはより増える。こういう作品に若手俳優が出られることが貴重な機会じゃなく普通のことになればいいな、と思います。
ポンコツバロンプロジェクトというものがつまり何なのかいまいちよく分かってないんですが、テニミュだったりドルステだったりってとこからたくさんの若手俳優を輩出してるネルケが、若手俳優にいまやってほしいことをそのままやらせてる感じなのかな、と思ってます。前作(オズからの招待状)は10歳年上の俳優との共演。前作の作劇そのものはぜんぜん好きじゃなかったんですけど、若手、イケメンと呼ばれる彼らの、若くなくなる将来のための作品だったなって、そういうのをやりたいのはすごく分かったから結果良かったです。そこらへんがなんだかんだ安全安心のネルケだなあと。思います。

 
舞台「私のホストちゃん」THE FINAL~激突!名古屋栄編~ 2/6夜@銀河劇場
(総合プロデュース:鈴木オサム 脚本演出:村上大樹
 
悪名高きホストちゃんシリーズ。でも観る気もなくお金も払わず文句だけ言うのはどうかと思うし、システムの是非はともかく作品自体は面白いとの評判を信じてチケットを取りました。びっくりするほど面白くなかったです。一幕の芝居部分、作り手はどこが面白いつもりで作っているのかすら分からなかった。伏線も何もない行き当たりばったりの連続。見せ場もない。ホストである意味もラグビーである意味も2.5次元の意味も母親がいない設定の意味も何もない。ただひたすら何もなさすぎてイライラすらしなかった。例えば2.5次元アイドルのくだりだって、パフォーマンススキルで選ばれたメンバーがビジュアルだけで選ばれたメンバーに対して俺らは顔だけでここにいるお前とは違うんだよみたいなこと言ってバチバチするシーンがあってここ掘り下げればめっちゃ面白くなりそうなのに、ここの確執自体流されたという。ほんとここどうなったんだっけ。
ホストたちがナンバーワンを目指さないといけない理由も酷かった。このホストのなかの誰かがママの息子の可能性がある!誰かは分からないけど息子はナンバーワンのすごいやつに決まってるから投票しようぜ!ナンバーワンになったやつがママの息子だ!って。そんなことのためにホストクラブの客がホストに貢ぐわけないじゃん…。
ホストたちもあれだけいてキャラクター設定がほぼ全くないの逆にすごいと思う。感情のある物語のメインキャラはホストたちではないオーナーとかそこらへんの大人たちで、他のホストは役もキャラも代替可能。黒羽さん演じる新キャラの璃来哉は比較的出番も多かったけど、ナレーションみたいな台詞がほとんど。
もしも俳優を誰も知らない人が観にきて一幕観てから誰に貢ぐか決めよう~なんて考えてたら誰にも決められないと思う。顔と立場以外みんな一緒だから。というかランキングの結果が芝居に関わってくるから、誰が一位になっても同じじゃなきゃいけないんですよね。本末転倒。最初から全レビューで良かったんじゃないか。
何よりホストちゃんで許せなかったのは作中で続編フラグを立てたこと。ファイナルって言ったのは自分なんだから大人しく終わってくれ。新キャスト導入でよっぽど貢がれたんですかね。久保田秀敏さんの「ママ♥♥♥」は良かったです。

0121リーディング「銀河鉄道の夜」/0122、0127「コミックジャック」:感想

リーディング「銀河鉄道の夜」1/21夜@DDD AOYAMA CROSS THEATER
(演出:倉本朋幸 制作:アーティストジャパン)

久しぶりのアーティストジャパン、今回はほぼ満席でした!日程的に厳しくて今回は見送ろうかとも思ってたんですが、銀河鉄道の夜が面白くないはずないだろうと思って結局当日券で入りました。行ってよかったです。
ジョバンニ山本一慶さん、カムパネルラ矢田悠祐さんの回でした。二人して美貌には間違いないけど陰の美形と星の美形みたいな対比というか、ゆるい帽子とボサボサ黒髪の野暮ったい雰囲気の奥に完璧な形の目を覗かせる山本さんと、明るい金髪に色素の薄い瞳と外国人みたいな出で立ちでの矢田さん。それぞれの雰囲気がそれぞれの役に合ってて、これは逆の回も観に行きたかった。
舞台セットの、舞台真ん中を四角く囲んであるレールが良かったです。クラシックなプラレールみたいな、窓のなかがチカっと光る電車をジージー走らせられるようなやつ。序盤は誰もそのレールのなかに入らないから、真ん中がぽっかり空いてて何か間が抜けたような感じがしたけど、ジョバンニが丘へ行くシーンでレールの中に入った瞬間にカチッとはまったように絵になって気持ちよかった!そういうふうに舞台上に中と外を作るのすごい上手いし(その中と外は銀河鉄道の中か外かだけじゃなくて、神聖な大事な場所、そうでない場所というふうに見える)、それがレールだっていうのがまた良いなと。レールの内側に人が入る、椅子を置く、椅子を出す、人が出ていく、それぞれの意味が感覚的に分かる感じがすごく気持ちよかった。なによりレールのなかにいる二人はとにかく絵になる。舞台全体も役者も美しくて読む言葉も物語も美しくて、ってところにガンガンアドリブ日替わりネタ入れてくるバランス感覚もすごい。
いままで観た朗読劇のなかで一番朗読劇っぽくない朗読劇だったなと。動くし客席降りもするし日替わりアドリブも多くて。(観劇日は山本さんの弱虫ペダル出演の情報解禁日だったのでそのネタが多めでした)でもそういう普通の芝居に近い朗読劇って手に持った台本が邪魔に見えることも多いんだけど、この作品はそんなこともなく台本を持っていることも自然だった。持ち物(小道具)として合ってたからか、原作の文体と合ってたからか、地の文とのスイッチが決まってたからかな。
そして今回大忙しの河合龍之介さんはかっこいい紳士であり温かい父親であり客席を笑かす幼女であり…。子ども役二人が普通に成人男性の身体付きをした成人男性でしたがその二人を突き放す頭身の高さが大人らしくて良かった。
そしてカーテンコール。相変わらずの緩さでほぼアフタートークみたいになってましたが、話すことを決めてるわけでもなくただファミレスの女子高生みたいな終わらない会話がいつまでも続く感じでほほえましかったです。矢田さんはバイクで行くぜな印象が強いけど普通に可愛い人ですね。

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「コミックジャック」1/22夜、27夜@紀伊国屋サザンシアター
(原案:奥村直義 脚色演出:きだつよし 音楽:大石憲一郎)

新人漫画家が突然自分の描いた漫画の世界へ迷いこむ、だけど実際のその世界は漫画家が描いたものとは少し違っていて…という筋立て。2.5次元を量産してるネルケがこういうのを作るっていうのも面白いですよね。この作品はもともと2003年(テニミュ元年!)にネルケ制作で上演されたものらしいですが、オリジナルの作品がこうして何度もキャストを変え再演するのもネルケまわりだと珍しいですよね。その価値のある完成度の高い作品でした。
漫画家・天辺麻人役の木戸さんはほぼ出ずっぱりのフルパワー。ファンタジー界に生きる自由すぎるキャラクターたちのなかで基本は唯一のこちらの世界の人で、非力な突っ込み役……だけど漫画家だけあってかめちゃくちゃにパワフルでもある。こんなにがっつり出演も久しぶりな気がして満足しました。木戸さんが編集者に毒されていって、苦し気な表情から無表情になっていく表情の変化が美しかった。
ヒーロー・ジン役の伊崎龍次郎さん。表情・ポーズと台詞いちいちビシッとかっこよく決まるのが気持ちいい。大きな目をキラキラに輝かせて口角をキュッと上げた顔がこれ以上ないくらい絵になる。かっこいい決め顔のだけじゃなくて情けない表情だったりぶりっ子だったりの顔もめちゃくちゃ可愛くて、表情の変化から目を逸らせない。この表情の多彩さというか、動いてこそ本領発揮という感じがまた木戸さんと似てるんですよね。
作中でジンは麻人だと、ジンの悩みは麻人の悩みだと指摘されるシーンがあるんですが、ラスト麻人自身が戦うシーンでの木戸さんの表情の輝きはまさに戦うジンの輝きで、ジンのかっこよさも麻人のかっこよさだって思えるんです。そういう部分が本当に似てる二人がジンと麻人を演じる奇跡。
カスミ役の大久保聡美さん、冒頭のあの高いトーンの可愛らしい声で一気にアニメっぽい世界に連れていかれました。あの現実味のない手足の細さとか真ん丸い目とかがいかにも男性漫画家が描きましたって感じのビジュアル。それに対するもう一人のヒロイン、マナ役の藤木かおるさん。おへそ出しのセクシー衣装で男まさりな戦闘少女、カスミと食いあう部分がなくて良かった。勇ましさと乙女ちっくのふり幅が可愛かったー。
悪役のスランダを演じる古川裕太さん。夜空カラーのスチームパンク風衣装にキラキラのメイクにパールのつけまでとにかくビジュアルが良すぎた。これを着こなせる俳優がいるんだから衣装作る人も楽しいだろうなあ。顔にかかる紫の髪を鬱陶しげに払う仕草が良い。高慢でヒステリックで甘ったれで、手ごわい敵だけど滑稽でもありととにかくバランス感覚のものすごい役でした。
とにかくガンガン見せ場があって笑いがあってパワフルで、でも説得力があって単純じゃない、二回観ると二回目にも新たな発見がまたできるような作品。良い舞台でした。

2015年木戸邑弥さん出演作品感想まとめ

2015年に木戸邑弥さんが出演した舞台作品(麦ふみクーツェ、cube prince live 2015 summer、ダブリンの鐘つきカビ人間)の感想をまとめて書きました。 

 

つながる音楽劇「麦ふみクーツェ」4/11昼@世田谷パブリックシアター
(演出:ウォーリー木下 音楽監督:トクマルシューゴ 原作:いしいしんじ 主催:MBS 企画制作:シアターBRAVA!
最前列ドセンターという贅沢な席で観ることができたのですが、ここはもう完全に舞台側の世界でした。照明が明るめだったのか、舞台に当たる光がこちらまで当たって客電が付いたかどうかもわからないくらい。舞台と同じ光を浴びて自分も舞台の上の住人と同じように気持ちが動いて、住人が悲しむシーンで私も何も考えずに一緒に泣いたり喜んだりできる。この作品そのものは可愛らしい非現実世界だけど、喜びや悲しみの描かれ方が丁寧で優してすごく解る。つながる音楽劇と冠したこの作品、本当に”見ている”というより舞台上の住人のひとりになったみたいで、泣いたり笑ったりしたけど楽しかったなあ。
グレースケールで細かく組まれた舞台セットに、素朴で耳に残る音楽、楽しい楽器、個性的で愛おしいキャラクターたち、どこを取っても好きな感じ。どの要素も凝っていてセンスがいい。可愛い。
木戸邑弥さん演じる生まれ変わり男は街の住人たちとは違った立ち位置にいるキャラクター。意味ありげに登場しては住人達を見守る謎多めの青年です。フードから金色の前髪とキラキラした目がのぞいて、足首まであるマントに大きなギターを抱えたビジュアルがアニメみたいでかっこいい。 主演の渡部豪太さんもとても素敵でした。彼が演じたのは”ねこ”という猫の声を出す楽器として育てられた少年。猫の鳴き声って単に技術的に誤魔化しきかなくて難しいと思うけど説得力のある綺麗な鳴き声でした。なんとなく朴訥とした雰囲気だけど、センターでぱあっと笑って指揮をする姿がとにかく眩しかった。また別の役も見てみたいなあ。

cube prince live 2015 summer 7/11昼@シブゲキ
(演出振付構成:林希 制作:キューブ)
去年のプリンスライブへは行けなかったのでこれが初のプリンスライブです。キューブイケメン関連は随分久しぶりでしたが、そうだこれがキューブクオリティだった!と。イケメンたちが歌って踊って~みたいなキャプションだけど、なんかすごい笑かしにきてる。設定雑だし悪ふざけも多くて、ちょっとでも間違ったら安っぽく見えるのかもしれないけど、なんだかんだみんなダンスも歌も上手いし、なにより全力で楽しそうなので満足です。
白洲くんの全力オタ芸に謎のインド曲にホットリミットに上山さんの十八番ひとりライオンキング、それから松下洸平さんセンターのダンス曲ととにかく方向性もいろいろに盛りだくさん。それからラストのaikoの花火、whiteberryの夏祭り!ここにきてガッツリ甘いのを選曲してくるあたりさすがすぎる。夏祭りはともかく花火って、なかなかイケメンが歌う曲じゃない気がするから嬉しかったー。さすがの馴染みっぷりの新メンバー上山さんをはじめ、井阪郁巳くんに花塚廉太郎くんといつの間にかイケメンの層も厚くなってましたね。
そしてキューブイケメンイベントでは恒例の出演者全員によるハイタッチお見送りは相変わらずの神対応。列が進むスピードもちょうどよくて、話しこむほどでもなく流れ作業でもない、ひとこと挨拶が言い合えるくらいでこちらも気負わなくて済む。わーっと盛り上げて丁寧に見送る安定のキューブクオリティでした。


ダブリンの鐘つきカビ人間 10/4昼@パルコ劇場
(作:後藤ひろひと 演出:G2 企画制作:パルコ キューブ)
出演者はわたしでもテレビで聞いたことあるような人がたくさん。平日昼に行ったせいか客層もマダムだったりおじさんだったりといつもとちょっと違った感じ。こういう雰囲気の何が苦手って内容に期待しすぎちゃうこと。小西遼生さんははまり役だし吉野圭吾さんはわけのわからない怖さがあるし篠井英介さんはアドリブでバカスカ笑わせてくるし白洲くんはラブミーテンダーだし、それぞれ面白かったけど、壮大さのわりに簡単すぎたというか軽すぎたというか。ここからもっとすごい展開がくるぞって期待しながら観てたらそのまま終わっちゃったというか。もっとシリアスかと思ってたらコメディが強すぎたというか。世間に評価されてる感じの演劇は変に期待しすぎて良くないですね、わたしが。(カビ人間だったり病気の住人達だったりダークファンタジーな雰囲気だったりって要素が有毒少年に似ている気がしてしまって、そしたら有毒少年のほうが面白かった気がする…ダブリンのが先なんですけど!)
しかしいつものイケメンたちでないメンバーのなかにいると木戸さんの少年感が際立つ。首筋や足首のおっそろしい細さだったり頭の小ささだったり。天使の羽に目の下のキラキラしたメイクが可愛い。ビジュアルだけは常に100点満点です。

2015年黒羽麻璃央さん出演作品感想まとめ

2015年に観劇した黒羽麻璃央さん出演作品(「WILD HALF」「うちのタマ知りませんか?」「魔導師は平穏を望む」「恐るべき子どもたち」「魅惑のチェーホフ」「金色のコルダ」「ミュージカル刀剣乱舞」)の感想メモ


舞台「WILD HALF~奇跡の確率~」1/16夜@六行会ホール
(原作:浅美裕子 脚本演出:鈴木茉美 制作:はっぴいはっぴいどりーみんぐ)
黒羽さん演じるウルフは子どもそのものの純粋無垢と強引さと、黒羽さんにしっくりくるキャラクターでした。馬鹿っぽい単純さとひたむきで切ない部分の二面性がよく出ていた。初アクションはファン的に見どころでしたね。黒羽さんの少し独特な身体の動きは好きです。上手く説明できないんですが、人より遠心力のかかったような手足の振り方、独特の重力のかかった動きで、痩せてるわりに打撃に重みがありますよね。
原作は一応予習していきましたが、私の問題で 所謂イイ話が好きでないためか琴線に触れる漫画ではなかったです。暗転が多いし似たシーンの繰り返しも多くて飽きる。必要度の低そうなキャラクターが大量に出てきてそのぶん人間性や関係性が薄く見える。特に漫画にありがちな暴力的な美少年美少女キャラは舞台だと読み飛ばせないからきつい。うーんこの舞台は何が見どころのつもりだったんだろう…。
 

TEAM ODAC「MOON & DAY~うちのタマ知りませんか?~」5/2夜、5/6昼
(原案:うちのタマ知りませんか? 脚本演出:笠原哲平 制作:劇団TEAM ODAC)
昔ながらの街並みを潰し再開発をしようと目論む大企業と町民との対立、と昭和臭のものすごい作品。ビンを持って隣の家にお醤油をもらいに行くようなご近所付き合いに魅力やノスタルジーを感じる世代じゃないせいか退屈な舞台でした。綺麗事の台詞の応酬にどんな暴力も暴言も許される女性キャラ、日本語の通じないキャラの数々。まあありがちなんですけど嫌いです。発達障害の青年が素直な子どもの象徴的な扱いなのが怖かった。私の身近にそういう人がいたこともあって余計に。
しかしこの脚本家さんは顔の良い俳優は多かれ少なかれ残念なポイントを入れないといけないというポリシーでもあるのか。黒羽さんの下ネタ連発にしても杉江さんのビジュアルにしても米原さんの吃音キャラにしても、いいんだけどわざわざそこ攻める意味あるのかな。黒羽さんの赤いヘアゴムのちょんまげ前髪と千秋楽の碕理人さんの掠れた声が色っぽかったことが思い出。黒羽さんの切なく叫ぶような演技は好きです。
初日の物販列の大混乱が印象深いです。えげつない種類数の物販も作品が面白くてきちんと列を捌けるなら気持ちよく買うんですが。
 

朗読劇「魔導師は平穏を望む」5/23夜、24夜@さいたま芸術劇場
(原作:広瀬煉 脚本演出:大塩哲史 制作:Proiject  Re:Lire)
この制作でライトノベルの朗読劇という時点で地雷臭を嗅ぎとるべきだったんですかね。出演する作品にはプライドがありそうな大河さんがいるあたり期待してしまいましたが、人気声優さんと共演できるって機会もそうそうないんでしょうね。
さいたま芸術劇場の広いステージはスクリーンでぶった切られて奥行3メートルほどにされていて、舞台セットも小道具もなしでスクリーンに背景絵を映すだけ。作中突然素に戻っての青汁飲ませ大会。朗読劇自体は話の序章で終わらせて公演時間の半分はトークショー(本編完結させるよりこっちのほうが満足度高そうなのが本末転倒)。俳優さんたちは俳優さんなりにそれぞれで頑張っていたとは思いますが、それでもこの作品にチケット代を払わせていることについてどう思う?と聞きたくなる。趣味が合う合わない以前の制作のやる気のなさ。ドS王子な役の黒羽さんは楽しそうではありました。衣装は良かったです。

「恐るべき子どもたち」6/26夜、27夜、28昼@カメリアホール
(原作:コクトー 脚本演出:菅原道則 制作:アーティストジャパン)
アヘン中毒のコクトーが一か月足らずで書き上げたという小説が原作。こういうノリの古典文学はかなり好きです。好きな俳優さんがこういうのに出演できる機会は多くはないので発表されたときはかなり嬉しかったです。観劇しての感想も期待に違わず。美しい俳優が美しい言葉を話すのはそれだけでひとつのカタルシスですね。狂気的で厳かな空気のまま、ひとつひとつの台詞が重い意味を持って、破滅へと積み重なる。
理性的で冷静で大人なイメージの強い山本一慶さんの子どもの演技は圧巻でした。生意気な口ぶりもふいに泣き出す幼さも完全にモノにしていた。何より狂気の部分は彼の本領ですね。虚空を見つめる瞳の昏さ、恍惚とした表情の恐ろしさ、激昂したときの口調の上擦る感じ、無防備な色気。俳優が現実世界に戻ってこれるのかと不安になるくらい。夢遊病のシーンのコンテンポラリーダンスっぽいあれ、siaのchandelierのpvっぽい、けどそれよりもダンスとして確立されていない感じ、ダンスと仕草の中間のような不安定感といとけなさ。
ジェラール役の黒羽麻璃央さん、本人が持つ純粋さひさむきさと、子どもらしさ大人らしさの両方を持つビジュアルとにマッチした役だったと思います。二幕からの大人の象徴のようなフォーマルな装いは、そのアンバランスなまでに細い首と小さい頭をより際立たせているみたいでした。弱弱しい口調に臆病な態度が新鮮で可愛らしかった。心臓いっぱいに臆病と恋心と諦観と社会性、狂気を詰め込んでいるような、ポールとはまた別の危うさがある感じ。序盤のポールを車に乗せて並んで座ってのシーンの独白があまりに美しくてどきどきした。最後のシーンに彼だけは舞台上にいないんですが、カーテンコールで強ばった顔で出てきた彼は何を思ってラストシーンを見ていたんだろう。黒羽さんは役の気持ちに自分の気持ちを持って行く(自分も本当に役と同じ気持ちになる)方法で演技をしているように見えるので、カーテンコールでのこの表情はすごく印象的でした。
エリザベート役山本沙也加さん。最初から最後まで芝居がかったお姉さん口調を崩さず、変わらない一本調子がヒステリックでもあり天使のように優しくもある。声の伸びが気持ちいい。お姉さんぶった振る舞いをするけど誰よりも小柄で容赦なく女である感じというか上手く言えません。
アガート役の大久保聡美さん、セーラームーン月野うさぎ役で見たことがありましたが、あのドジっ子とは大きくイメージの違う役でした。癖のない清廉な顔立ちが美少女であり美少年でもあり。そして線の細いからか老いた母親役でも説得力があるという。声の甘さが沙也加さんと対称的で良い。
 

旅するリーディングシリーズ 劇場で海外文学vol.1「魅惑のチェーホフ」7/10夜、12夜@DDD AOYAMA CROSS THEATER
(原作:チェーホフ・アントン 構成演出:石丸さちこ 制作:アーティストジャパン)
こんなに満足感のある朗読劇はひさしぶりでした!千秋楽のカーテンコールで岸本卓也さんが「文字に迫られてる感じ」と言っていましたが、まさにそんな感じ。特別多読家でもない俳優たちが重たい文章をきちんと演技として読まなきゃいけない、本当は朗読劇ってかなりの難しいんですよね。息を切らしかけて頬を紅潮させながら、情動に突き動かされるように文字を読む、緊張感のあるいい時間でした。小気味良いターン、可愛らしい小道具、ヴァイオリン一本の音色などなどシンプルな演出が緊張感のある演技とマッチして気持ちよく決まる。
私がいままでに見たベストオブ朗読劇は去年銀河劇場で見た「春のめざめ」で、これは朗読劇という形式を見事に演出として起用させていたのが素晴らしいと思ったのですが、それに対してチェーホフは生身の俳優とテキストとの戦い(あるいは乗っ取られ)という印象です。
黒羽さんが台本を膝の上に置いて帳面がこちらに向いたときがあったんですが、自分の読む部分に青い蛍光マーカーが塗ってあったのが印象的です。俳優も勉強だ。さて、いまのところアーティストジャパン制作の舞台は観たもの全部面白い、すごい。
 

音楽劇「金色のコルダblue♪Sky」9/4夜、13夜@全労済ホール スペースゼロ
原作:アニメ金色のコルダblue♪sky 脚本演出:吉谷光一郎 制作:ポリゴンマジック)
ドストレートな青春部活もの。テニミュに通じる熱さと爽やかさがあって評判も上々でした。オープニング曲エンディング曲が耳に残る良い曲でした。どのキャラもここで見せるアイドル風の表情がすごくて乙女ゲームの住人はすごい。座組も仲が良くて、幕が下りても青春している感じがとにかく楽しそうで眩しかった。
黒羽さんが演じた如月律くんはいままでにないクールな役。凛とした無表情が本当に美しかった。テニミュを卒業する前後から黒羽さん本人が菊丸の明るいイメージに捕らわれたくないということを言っていましたが、はっきりそれが叶ったなと。あの顔立ちや声はクールにも適性があると証明できた。そのクールさから一転した激情も本領発揮といった感じで客席をびりびり震わせてました。小林涼さんの演技は初めて見ましたが、あの長身痩躯と癖のない綺麗な顔立ちは今後の2.5次元で活躍しそうだと思っていたので(というかハイキューで月島役になるんじゃないかと思っていた、違ったけど)今回観られて良かったです。ぱあっと場を明るく柔らかくしてくれる愛されキャラでした。
ただストーリーには終始イライラさせられました。主人公は本当にあんな子でいいの?文句を言う前に相手の言葉を聞くとか解決策を考えるとかできないのか。主人公がうるさいせいで必要ない諍いが延々繰り返されて観てて苦痛でした。原作通りヒロインのかなでちゃんが主人公のほうが良かったような。それと、音楽がなかなかメインで聞けなかったこと。本番の演奏シーン、始まったと思ったらまた回想シーンになって演奏を聞かせてくれないんですよね。演奏で負けたんじゃなくて過去の出来事で負けたの?特別オーケストラが好きってわけではないにしても楽しみにしてたんですが。あとはパンフレットが容赦なくネタバレしていて開演前に見たことを後悔しました。私はどう展開するか分からない状態で舞台を見るほうが好きなので一言いってくれたらなあ。


ミュージカル「刀剣乱舞」11/5夜、7夜@アイアシアター/8夜(ライブビューイング)
(原作:刀剣乱舞online 脚本:茅野イサム 演出:御笠ノ忠次 振付:本山新之助 制作:ネルケプランニング
今年の黒羽さんの出演作品のなかで一番の大役。好きな俳優さんに対して国宝指定して国で保護しないと…というふうに思ったことのある若手俳優ファンは少なくないとは思いますが本当に国宝になるなんて他ではないですよね。国宝になる推し、楽しかったです。それと、もともと原作ファンだった作品の舞台化の初演を見るのはいま思えば初めてだったんですよね、キャラが目の前に現れる!という感動がなんだかんだ2.5次元の源泉だなあと改めて。
ストーリーは刀剣男士のエモーションといえばそこ!という部分をしっかり突いていました。原作にストーリーがほぼないのでどう転ぶかと思いましたが、ストーリーはなくとも刀剣男士というキャラクター自体、大きな矛盾だったりを抱えた存在なんですよね。オリジナル要素は強いけどこの原作がなければできないところがメインになってる。抉りは少ない気がしたけど原作の良いことろに立ち返ることができ満足です。キャスティングはとにかく骨格と顎のラインがキャラと近いことに拘ってると感じました。身長はキャラと違っているところも多いんですが、体格差や身体付きの違いがはっきり出ている。殺陣の個性付けが良かったです。三日月さんは美しく袖を靡かせて舞うようだけど容赦ない、子狐丸さんは足技多めで野性味がある、石切丸さんは動きがはっきりして一太刀が重い、岩融は長い薙刀を自分の体の一部みたいに気持ちよく振るう、今剣はすばしっこく跳ねる感じ、加州は正統派で無駄のない感じ。相当訓練を積んだんだなあと。
ライブパートも楽しかったですね。新衣装あり客席下りありセクシーありでウチワもペンライトもどうぞ。あれだけやって原作の設定が一応壊れていないのもすごい。一年間ドリライを浴びていない身なのでとにかく楽しみました。ライブって舞台を観るのとは全く別の部分が解放されますね。許せる限りすべての2.5次元でやってほしいくらい。
黒羽さんの三日月宗近について。あの頭の小ささ顎の細さ首の細さ、肩の尖り腰の括れと、下半身のしなやかさ、ああ改めて嘘みたいなプロポーションをしているなあと。殺陣の完成度もすごかったです。ワイルドハーフの感想で黒羽さんの動きは少し独特だという話をしましたが、その癖みたいなものはなくなって軽やかでした。動きの無駄のなさと容赦なさ。袖が靡く美しさ、そして彼の利き手と逆の右手で刀を振るっているのに感動しました。そもそも三日月さんに利き手の概念があるのか微妙なところなのに、そこまで立ち絵に倣う拘り具合。
ネルケ制作の舞台は全部が全部面白いってわけでもないんですけど、野心があってこれがやりたかったんだなって言うのは伝わってくるから嫌いじゃないです。刀剣乱舞で2.5次元デビューした人はかなり多かった気がします。CDデビューにしてもお茶の間進出を目指してるのか?って勢いの売り方で、実際売れたら面白いなと思います。まあ買うのは買いたい人だけなんだからどんな売り方も試してみるのはいいんじゃないかな。あとライブパートで出てくる全英語歌詞の曲は海外のお客さん向けかなってちょっと思った。ネイティブの人が聞き取れる発音かは置いといて。
 
 
とにかく今年も楽しかったです。作劇そのものに満足できないものもありましたが、きっと面白いだろうと踏んでチケットを買って、客席でここにどんな物語が横たわっているんだろうと期待している時間は少なくとも楽しいわけですし。来年も楽しいといいな。

キャラメルボックス「あなたがここにいればよかったのに」

キャラメルボックス 2014アコースティックシアター・ダブルフィーチャー「あなたがここにいればよかったのに」@サンシャイン劇場 3/19 昼公演



ペダステの前売りチケットが転売以外のどんな手を尽くしても手に入らず当日券は倍率12倍と聞いてもうちょっと手を打とうよマーベラスのばか!!と傷心していたところに22歳以下限定でキャラメルボックスに招待しますってお知らせを見つけて、せっかくなのでキャラメルボックスデビューしてきました。

キャラメルボックスは昔からある有名な劇団だってことはなんとなく知ってたけど、どんな役者さんがいるとかどういう芝居をするのかは全く知らず。一月の「女王の盲景」に出てた鍛冶本大樹さんはキャラメルボックスだったなーとか本で読んだ恩田陸の「猫と針」はキャラメルボックスが上演したんだっけなーとかそれくらい。(女王の盲景の鍛冶本さんはとっても素敵でした。人の話を聞いてるときの佇まいがなんだかよかった)

ぼろぼろに泣いた。病院でまひるとエナが喧嘩するところ。私はめっちゃまひる視点で物語を観ていたので、エナの言葉が心に刺さりすぎて辛くて泣いた。そこで涙腺が弱くなってたところに、最後、まひるがエナに声を上げて泣くあのシーンが来て。あそこ本当に良かったなぁ~~あのシーンでこっちまで釣られるように泣いた。

まっとうに明るくて優しくて良い人が好きなので一番好きなのは店長さん。カーテンコールで店長さんの顔見るだけで涙がこみあげてきて大変だった。でも嫌いになれる人はいなかったな。まひる視点だったから、最初は天野さんなんなの?!って思ってたけど、だんだん、作中のまひると同じように気持ちが変わっていった。森岡さんも、だんだん信用できないなって思うんだけど、それでも嫌いにはなれなかった。

余計なことを一切考えずにお話に引きこまれた。台詞と展開の密度が高い。差し込まれるギャグも、ちゃんと面白くてしつこくないので集中の邪魔をしない。この集中がすごく気持ちよかった。
恋人いるのが当たり前の世界には着いていけないんじゃないかとかイケメンジャンルのイケメンのいない芝居でトキメキが足りないんじゃないかとか、観る前の心配は一応あったのですが、そんなの考える隙間もなかった。

芝居を観に行くとき、どれくらい期待していくか…どんなものを見るつもりで行くか…みたいなのってかなり大事な気がする。期待しすぎたなーってなるときとか、逆に最初から面白いつもりで観てたら面白かったかも…ってなるときとか、思っていたものと違うものを出されて上手く消化できないときとかってあるので。そういうときに芝居を観ながら余計なことを考え出してしまう…。
「あなたがここにいればよかったのに」は、そういう意味でもすっごいはまってた。劇場の椅子に座って、そこで二時間たっぷりと芝居の世界に集中できること、心を動かされること、シンプルに舞台に求めるものをきちんと見せてくれた。次はちゃんとチケット買って観よう。

そうそう、無料招待だから席は二階のすみっこのほうだろうと思っていたのに、一階の観やすい席をご用意していただきました。
あとあと、終演後も席でゆっくりアンケート書かせてくれるのが嬉しかった。それにアンケート回収どこだろーってきょろきょろしてたら向こうから預かりますって声かけてくれたりして、スタッフさん良い人たちでした。 すっごい感じ悪い劇場スタッフもいるから…(笑) 私みたいなのにとって劇場はディズニーランドなんだから劇場スタッフもディズニーのキャストみたいに優しいといいよね(笑)